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ツールド美ヶ原試走 with Evolverっていうバイク

さて、何から書こうwww


とりあえず、Evolverの感想からにしようかな?!
Evolverについては
https://naokki.com/etc/mt/archives/2009/06/evolver.php
https://www.evolverbikes.com/
(工事中www)
をご参照ってことで。


まず、このバイクの大きな特徴として作者のいろんなこだわりから、出来る限り硬さを追求したバイクということ。
なので、しなりがほとんどない。

今乗ってるGIANTのTCR Compositeはこれに比べれば当然柔らかい。

乗る前に心配していたことは・・・
非力で軽量な自分が乗った場合、ヒルクライムにおいて硬さがどの程度影響するのか?
硬さが逆にマイナスな方へ影響がでないか?

ということでした。

そもそも自分は他のGIANTのTCR Compositeしか、ほぼ乗ったことはなく
他のバイクは全く知らないと言っていい。
このバイクに乗ってすでにおそらく2007年4月ごろから、3万キロは走ってる。

なのでこれがなおっきのベース!としてEvolverはどうなのか?という話になってくるので以下はそれを前提で・・・。
あと、ここ最近3週間の1000kmオーバーはパワークランク(PowerCranks)を使っているのも前提の一つかもしれません。


さて、ツールド美ヶ原のまずはコース紹介
https://latlonglab.yahoo.co.jp/race/info.rb?id=fd642b56bdd89cb7691eed0993767498
美鈴湖にまずは車を停めて、バイクを下ろす。


「げ~~~サイコン(Polar CS600)をこのバイクに移植するのを忘れてたぁ~~~!」
と最初に気づく。とほほ。もう後の祭りwww。ってことでデータは今回取れなかった。
ごめんなさい!次回はちゃんと取り付けて走ります!
にしても、データ大好きなおっきとしては痛恨のミスOrz....。

気を取り直して
スタートポイントまでの約4kmをダウンヒル!


実はスタートポイントから美鈴湖までがもっともしんどい坂と言っていいほど、斜度がきつい。
ここをダウンヒル。平均10%以上。瞬間16%くらいあるんじゃない?って感じのところが続く。
ぶっちゃけ、斜度がきつすぎるのとつづらおりな坂なので、精一杯減速してダウンヒル。
乗りながら、このBike、確かに硬さを感じるなぁと思いつつ、けどコースがコースなだけに下るのに精一杯でインプレッションどころじゃなかったOrz....。


そういえば、この日、2週間後に控えるレースの試走に来ているローディの人たちが
メッチャいっぱいいた。美鈴湖まで車で登ってる間にもおそらく50人以上はいたんじゃないかなぁ?スタート地点にも50人はいたな。
さらにはゴールしたときにも50人以上はたむろってた。合計でもおそらく200人くらいはいたんじゃない?って感じ。すげ~。

さてスタートポイントに到着。さっそく今下ってきた激坂区間を登る。

やっぱりこのバイクまず7kgちょうどってことで軽い!という印象!ぐぃぐぃ登る感じ。
登っていると徐々にポジションに違和感を感じ始める。けど、もう走り始めているし、
とりあえず、ポジションの違和感は無視したまま登ることに。

16%区間もいい感じで登れた。
そしてダンシングもいい感じ。

ここでかなり今までとかなり、違うことに気づく。
ダンシングをすれば普通、バイクが少しはよじれるはず。
だけど、Evolverはそれがない。

というか、むしろ逆で、よじれないから、今までよじれてたんだって気づかされた感じ。

よじれないから、それが推進力にダイレクトに伝わっているのを感じた!!

こんな非力で軽量級ななおっきでもそれはすごく良く分かった!
それを感じ始めると、ダンシングじゃなくてシッティングでも同様のことを感じ始める。

なんか、遊びがない。たぶん、パワークランクでトレーニングしてきたことも、このバイクとの
相性を高めている気がする。

硬い、柔らかいの違いってこういうことだったのか!

踏めば踏むほどそのまま進む?って感じ?

硬いと疲れるとかいう話を雑誌のインプレで聞いたことがあるけど、登りで
ある程度低速な場合、それはないな・・・と思った。また、時間も1~2時間程度の
ヒルクライムレースで使う分には、これはまじでいいかも?と思った。

調子よく登っていくとだんだんと前乗りになってくるのが分かる。
身体が勝手に前乗りになって、もうサドルの先端に乗ってる感じ。
このカーボン製のサドル硬いんだけど、前乗りでしかもなぜかかなり踏み重視で登っているせいか、
サドルにあまりしっかり座っていない自分に気づく。むしろ踏むたびにダンシングに入る直前な感じで腰を微妙に浮かそうとさえしている感じ。

ふ~ん。こんな乗り方もあるんだと思いつつ、ものすごく力強さを感じてた。
今までにない感じ。これはいいかもしれない。

かといって、四頭筋をばりばり使っているわけでもなく、高いところから踏みおろす感じで、ハムをきちんと使っているイメージ。ハム&四頭筋両方使ってる感じかな?
これだと斜度がきつくても、心拍が上がりにくいというのも感じた。
(今回心拍系はつけていないけど・・・そう感じた。)

さらにぐんぐん走っていくと、腰が微妙に重くなってきた。
やっぱりポジションがあっていないせいかなと思いつつ、走り続ける。
たぶん、サドルをあと前に3~4mm、そして5mmくらいサドルをあげればちょうどいいだろうなと思いつつ走り続ける。

あと、今回このマシンについてた、スラムRedについて少し。以前に一度だけスラムシフト、ダブルタップシステムを体験していたので、操作は全く問題なくできた。
シフトレバー一本でシフトアップシフトダウンが出来るのはとても画期的!
今回も実際に使ってみて、シマノから変えたくなったwww。
握りも悪くないし、ブレーキもかなりコントローラブルだし。Redだからか?


だけど、初め、シフトダウンをしていって、最ローギアに入った後、さらにローギアがないかと、シフティング操作(まぁへたれがやることですがwww)をしたとき、シフトアップしてしまった。
であわてて、シフトダウン。シフトダウンしようとしてシフトアップしちゃうって・・・これって・・・?!
と思ってしまった。でも、いくらなんでも何か方法があるはず・・・と思って、
最ローに入った状態でさらにローにしようとする操作を、キャンセルする方法はないかと、さらにギュ~と押し込んでみた・・・!

らキャンセルできた!

おぉぉ~~~!やっぱり。この後、何度かこのキャンセルにはお世話になりましたよ。えぇへたれですからwww。
なかなか改めていいシステムだなぁと思いましたね。ダブルタップシステム。

で、結局

今回、PolarのサイコンCS600を取り付けずに走ったので、心拍数が読めない、ケイデンスも読めない状態だったので、ペースがつかめないままゴール!

タイムは

1時間20分数秒・・・って感じ。

試走の目標にしてたタイムは1時間15分台。だいぶ遅かったけど、
もし、サイコンつけて、ポジションを合わせていたら、あと5分は余裕で詰めれたと思うな。

今回走ってみてコースの下見はとりあえずバッチリ。
コースの印象は、初めがものすごい激坂!で、途中はそこそこの坂が続き途中、14~15%くらいの坂がちょっとだけ顔を見せる。
ここはダンシングで乗り切ればOK。最後のほう3kmくらいはほぼ平地。ところどころ下ってるほど。
結構しらびそに似た感じだけど、しらびそほどしんどくはない気がするかな。
最後の平地でかなり高速になるだろうけど、ここでいっぱい抜かれちゃうだろうなぁという印象。
誰かの後ろにつければ助かるかなぁと・・・。
あと、とてもラッキーなことに最後の高速な部分はかなり舗装がいいので、硬質なEvolverでも全く問題なし!
ここの部分の舗装ががれてたら、やばかったかもしれないなぁ・・・と。

本番の目標タイムはできれば1時間10分切れたら最高!かなぁと考えています。
それなら10位以内には入れるでしょう。

本番もこの7kgのEvolverで登る予定です。

で、最後に・・・Evolverの下りのインプレッション。

軽量級なおっきにはやはり、硬すぎるという印象。
下りでスピードが上がれば上がるほど、ちょっとした段差でバイクが跳ねる跳ねる!
細かい路面の状況がかなりダイレクトに伝わってくる。多分重量のある程度ある人なら
全く問題ないことだと思うけど、軽い人にはちょっとやっぱりこういう状況では硬すぎるらしい。
これはでもそういう方向性のバイクだから仕方ないと思う。軽量級なおっきとしては
ヒルクライムに割り切って使えばものすごく重宝すると思うし、レース後の下りはゆっくりまったり下れば
問題ないなと思うので、これからもヒルクライムレースでこのバイク、使って行きたいと思った。


さて、今回走ってみて、最近徐々に変わってきたフォームやポジションや、ペダリング理論に関して、さらに強く思ったこと次の日記で書きたいと思います。




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2009/6/15 12:46.

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コメント (7)

かもねぎ:

はじめまして、かもねぎ(仮称)と申します。
Evolverのインプレ、大変興味深く拝見致しました。
実は私もEvolverを試乗したのですが、その時の感想をこちらのコメントに書きたいのですが、よろしいでしょうか。

なおっき:

こんにちゎ
かもねぎさん。

もちろん、インプレ書いていただいてOKですよぉ~
ただあんまりボロクソ?オンリーwwwはやめてくださいね!www

楽しみにしています!

かもねぎ:

 インプレ書き込み許可、ありがとうございます。
では早速、書き込みさせて頂きます。
 まず私の体格から、身長168~9cm、体重53~6㎏で、走りのスタイルは自称ですが、ヒルクライム系オールラウンダーです。なおっきさんと同じEvolverのプロト車を試乗したことを考えるとほぼ同じくらいの体格ではないでしょうか?
 まずこのインプレで残念だったのが、ポジションが完璧ではなかったことです。ハンドルの高さが私のロードバイクより40~50mm高く、ステムも10mm短く、ハンドル形状も私には合わなかったことと、ホイールがアルミリムなのにブレーキシューがカーボン用だったことです。
 インプレは3日間に亘って行いました。1日目193km、2日目217km、3日目100kmの単独走行。もちろん毎日走りのスタイルを変えながらインプレを行いました。
 以上のことを踏まえて、インプレを読んで頂けると幸いです。
 初めてEvolverにまたがりサドルに座った瞬間に「コイツは硬い」と直感で感じ、こんなことを感じたフレームは私には初めてでした。実際にペダルを踏み出すと硬さが際立って感じられました。しかし、そんな印象も束の間「硬い」という感覚は次に、「なんて、ボトムのしっかりしたフレームなんだ!」という安心感に変わっていました。
 しかし、硬いフレームによくあるゼロ発進が特に良いという感じは無く、チョイ乗りインプレでは評価されない”第一印象が勿体無い味付けの、正直なフレーム”であり、ヒルクライムならともかくロードレースなどでは加速・減速が重要なのであって、ゼロ発進はさほどのことではないので、気にはなりませんでした。
 それでは実際レーシーな走行ではどうなのか書いてみたいと思います。
 フラットの走行感は、40km/h手前まではショック吸収・振動吸収が必要最小限で、場合によっては路面のギャップで減速しているのではと感じてしまいます。ところが40km/hを超えた辺りから乗り味がとてもシルキーになりグングン加速し40km/h後半の巡航を楽に可能にしてくれます。まるで違うバイクに乗っているようです。この時にこのフレームの必要最小限のショック・振動吸収の意味がわかりました。「このフレームはロードレースのスピード域になってはじめて乗り手にやさしく接してくれるんだ」と感じました。
 次にヒルクライムのインプレですが、前述しましたように、ポジションが出ていない影響がヒルクライムで特に出てしまい、正確でない上に厳しいインプレになってしまいました。
 ヒルクライムはこのフレームが苦手と思われる10~30km/hのスピード領域が大半な上に路面のギャップで減速感があると思われるので、私には踏み倒せないと感じました。しかし、攻めのダンシングを行うとこのフレームは豹変します。あまりの加速感に、ついつい「平地じゃないんだから」とツッコミをいれてしまいました。
 特にヒルクライムはもう一度ポジションを出してインプレをしてみたいです。(竜氏たのみますよ。)
 次はダウンヒルについてです。
 このフレームの価値はダウンヒルをするとよく解るのではないでしょうか。私の体格では、フロントフォーク、フロントトライアングルの剛性は必要にして十分(十二分でもいいかも)しかし、最近のフレームには当たり前のうたい文句、私が特筆すべき点だと感じているのはリアトライアングルの剛性の高さです。このフレームのライントレース力はリアトライアングルが肝だと感じます。
60km/h超えでヘアピンカーブを突っ込んでもアウトに膨らむそぶりも見せない、路面をかすめて飛ぶようなヒラヒラ感があります。40km/h超えの走りから得意とするこのフレームにとってはダウンヒルが特筆すべきなのは当然でしょう。ブレーキング時の剛性感ですが、前述しましたようにアルミリムにカーボン用ブレーキシューだったので全く解りません。普段私はフロントブレーキワンフィンガーオンリーなのですが、今回はフロント・リアブレーキをツーフィンガーで何とかこなしました。この点も修正してインプレしなおしたいですね。(竜氏たのみましたよ。度々)
 上記のインプレ以外に感じたことは。
・良い意味でアソビの無い(スキの無いとは少しニュアンス
 が違います。)フレームだということ。完全レーシングフ レーム。
・ハンドリングはどちらかというとクイック
・初心者、初級者には向かないと思います。イタリア、C社 のバイクのようにどのレベルのライダーのどのスピード域
 でもその気にさせてくれるという訳にはいきませんが、本 気で走るとどこまででも付き合ってくれるバイクです。
・このフレームに合っていると思われる乗り手は多分、体重 70㎏以上で瞬間出力1000wを超えれる人が良さそうです。
 
 以上が私のインプレで文章で伝えにくい部分もあるので全てを書いてあるわけではありません。
 大変読みづらい文章で申し訳ありません。誤字、脱字、誤表現、気に障る表現がございましたら平にご容赦を。
 また、機会がありましたらコメント致します。
 お付き合いありがとうございました。失礼致します。


 
  

evolver founder:

かもねぎさん。
いつもドライ意見かつ、たいへんためになるfeedbackありがとうございます。
あれからホイールもカーボン、ハンドルもかわりました。
あらたな設定のevolverをのってみてください。

なおっき:

>>かもねぎさま

インプレッション記事ありがとうございます。
この記事ってEvolverBikes.comサイト内に転載可能でしょうか?

可能であれば、転載させていただきます。


にしても、分かりやすいインプレッションですね。
これほどインプレッションを書ける人はすごいと思います。


>>Evolver主さま

明日よろしくお願いいたします。
かもねぎさんも来ないかなぁ・・・

かもねぎ:

なおっきさん
 つたない文章でお恥ずかしいですが、こんなので宜しければご自由にお使いください。

なおっき:

かもねぎさま

ありがとうございま~す。
サイトにダイレクトに載せたいと思います。

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